テキストは3種類使用しました。
1.「TAC基本テキスト」
資格の学校TACでは所定のテキストをベースに講義が進みます。一言一句、聞き逃すまいと意識しました。講義には合格のエッセンスが詰まっているはずと考えたからです。講義は独学との大きな違いであり、アドベンテージのはずです。講師からの貴重な情報をテキストに書き記しました。
(1)色や書き込みについて
白黒刷りです。TACの講義を受け、重要な箇所については、目立つようにマーカー等を入れることで(講師より指示あり)、自分だけのオリジナルテキストが完成します。市販のフルカラーテキストには、意味もなく色づけされていると思われるようなものも見受けられます。最終的に(試験直前期に)自分が見やすいテキストであることが大切だと思います。
<私の色の付け方>
TACの講義での講師からのマーカー指示 → PILOT FRIXION Light オレンジマーカー
それ以外の補記・書き込み → 同 BALL 赤色 0.5 & 0.3mm、青色0.5mm
過去問をテキストで振り返った際 → 同 Light ピンクマーカー
過去問で間違った箇所を振り返った際 → 同 Light グリーンマーカー
※直前期 同 Light イエローマーカー
<決めていたマーク>
講師が「出る(ことが多い)」と言った箇所 → <出> ※実際は○で囲む。
講師が「押さえるべき」 と言った箇所 → <押> ※実際は○で囲む。
講師が「飛ばしてよい」 と言った箇所 → <と> ※実際は○で囲む。
講師が「法改正があった」 と言った箇所 → <改> ※実際は○で囲む。
(2)基本テキストの良かった点
最も良い点は、過去問集(トレーニング)とのリンクです。
過去問集の解説ページでは、回答の根拠について「xx法yy条」または〔POINT;第z章3〕 との記載があります。POINTとは基本テキストに振られているページとは別の番号です。そのため、該当のページに素早く辿り着くことができ、学習効率は大きく向上したはずです。
その他、学習がだいぶ進み、後から気づいた箇所としては、以下の2点があります。
①ケース・スタディ
基本テキスト巻頭の「本書の利用の仕方」には、この『ケース・スタディ』のコーナーについて特段の記載はないのですが(アピール不足!)、このコーナーは、難解な概念について事例で解説してあり、理解の大きな助けとなりました。
科目テキストごとの紹介事例数は以下のとおりでした。
・民法等テキスト 83事例/全280ページ
・宅建業法テキスト 30事例/全247ページ
・法令上の制限テキスト 11事例/全184ページ
・その他関連知識テキスト 事例なし/全135ページ
②Advanced Study
TAC基本テキストの構成は、章をさらに節で区切っていますが、その節ごとに『Advanced Study』があります。過去問で出題された内容について、ここできっちりと解説されています。
私の場合、講義を聞いて、ミニテストを解いてから過去問に臨みましたが、聞いたこともない内容が出題されていて間違うことが多々ありました。そんなときは『Advanced Study』に記載されていることが多かったです。細かい論点で講義解説は無かったとしても、受験生は皆、過去問を解けるようにしてから本試験に臨むはずなので、避けては通れないと考えました。
この細かい点の解説『Advanced Study』が、私にとっては安心感を与えてくれました。「基本だけで受かる」という説もあり、細かい論点を端折る風潮も見られますが、8割・40点以上での合格を目指す方には有効に活用していただけるコーナーです。
(3)基本テキストの良くなかった点
①索引がない点
基本テキストに索引がなかったことは本当に残念でした。私の場合、市販のテキストをサブテキストとして2冊購入していましたので(下記)、分からない用語は、サブテキストの索引を使って調べていました。
②暗記事項の語呂合わせが載っていない点
宅建士試験では、暗記しなければならない事項がふんだんにあります。多くの市販テキストにはその記憶の手助けとなる語呂合わせが載っているのですが、TAC基本テキストにはほぼ載っていません。
どうやら完璧な定番の語呂合わせは無いようなのです。
そのため、私はサブテキストやネット情報を拾い、語呂合わせを自分なりに作ることにしました。自作した語呂合わせは、人が作ったものよりも覚えやすいので、むしろメリットだったのかもしれません。 ※別ページで私の使用した語呂合わせを紹介予定。
2.「スッキリわかる宅建士」TAC出版 2,900円+税
3.「どこでも宅建士とらの巻」東京リーガルマインド 2,200円+税
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