「過去問を解けるようになれば合格できる」
この考えだと戦略が漠然としていますね。
これでは城を落とせない(合格できない)おそれがあります。
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私の行った「過去問が解けるようになる」の実例を細かめに記してみます。
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①講義を受けた範囲の過去問を解きます。【1回目】
②選択肢ごとに○×△印をつけます。自称『○×△法』
判定基準は、『理解』できているかどうか。△をたくさんつけるのがポイントです。
○:自信をもって正解した。
△:理由が間違って正解していた。次回正解する自信がない。
×:間違った。
③×△印のみを解きます。【2回目以降、3・4・5・6・7・8…回目】
全問が本試験までに○になるまで解きます。不安なら○がついていても解きます。
「過去問3周すると受かる」は正確ではないです。本質を見極めましょう。
「解けない問題を解けるようにすること」が本質です。
④2~3回程度解いた後に○印も含めて全問解き直します。【3~4回目】
学習直後で記憶が新しくて○になったものを発見し、つぶします。
⑤6・7回解いても間違うものはカード化したりルーズリーフにまとめたりします。過去問集から切り離して毎日こなします。【直前期】ここでぐっと実力が伸びます。
⑥直前予想模試でも過去問集と同じことを行います。
⑦『理解』以外に心がけたこと
資格の学校では、復習や自分の位置の確認のためのテスト・答案練習会(答練)があり、通常は成績優秀者の名前が公表されます。私の信条は「成績表には毎回必ず名前を載せる」です。かつて30歳代に2度目の受験で社労士に受かりましたが、1度落ちた後に思ったことは「通過点で成績優秀者でないのに本試験で成績優秀者(合格者)だなんて都合が良すぎる」ということでした。2年目は心を入れ替えて、時には徹夜して名前を載せるべく勉強しました。それでもギリギリの合格だったのです。
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